防爆分野において、「これくらいで大丈夫」という安全は存在しません。求められるのは、常に“万全”の設計のみです。
前回の「防爆電池のポッティング技術解説」に続き、今回は古鑫電子が提供する防爆電池向けバッテリーマネジメントシステム(BMS)について詳しく紹介します。
防爆電池の“神経中枢”ともいえるBMSには、単なる過充電・過放電制御に留まらず、極端な温度変化、腐食、振動、そして最も深刻な「潜在的な着火・爆発リスク」への対応が求められます。古鑫電子の防爆BMSは、まさにこうした過酷な条件下で真価を発揮するよう設計されています。
どのようにして危険環境で“鉄壁の安全層”を構築するのか。
そして、Ex ia/ib に代表される本質安全規格に適合するため、どのようにミリ秒レベルでリスクを予測するのか。
その答えは、「安全を最優先とする多層アーキテクチャ設計」にあります。
防爆リチウム電池Packの安全性は、BMSの性能に大きく左右されます。古鑫電子の防爆BMSは、危険兆候をミリ秒単位で捉え、迅速に制御できることを核心としています。
過電圧・過充電・過放電・過電流・短絡・高温など、複数の安全しきい値を段階的に設定。
異常を検知した瞬間、BMS は マイクロ秒レベルで主回路を遮断(MOSFET/コンタクタ) し、必要な保護動作を自動的に実行します。
本質安全回路(Ex ia/ib 対応・オプション)
危険エリアで使用される機器向けに、信号取得回路および制御回路を本質安全設計に基づき構築。
回路エネルギーを厳密に制限し、異常時でも火花が着火エネルギー以下に収まるよう設計されています。
ここでは、古鑫電子のBMSが実フィールドでどのように安全を確保しているか、代表的な2例を紹介します。
可燃性ガスが存在するタンクエリアでは、わずかな火花すら許されません。
さらに沿岸地域特有の“塩害”に耐える強度も求められます。
本質安全回路(Ex ib対応)
信号回路のエネルギーを厳格に制御し、万一の短絡でも発生エネルギーが着火閾値を下回るよう設計。
耐環境性の強化
BMS基板:高品質三防コーティング
主要モジュール:高性能ポッティング材で一体封止
外装:IP67以上の防護構造
塩霧・湿気・腐食といった過酷環境でも、BMS“頭脳”の性能を安定維持します。
坑内は湿気・粉塵が多く、落下・衝撃も日常的。
電池には「安全動作の確実性」が最優先で求められます。
多段階保護の連動動作
短絡などの異常電流を検知すると、マイクロ秒単位で即座に遮断。電弧発生の可能性を排除します。
最も厳しい防爆基準 Ex ib IIC T4 Gb 準拠
IIC:水素・アセチレンなど最も着火しやすいガスにも対応
T4(135℃以下):機器表面温度を厳格に制御
甲烷が存在する坑内でも、安心して使用可能な仕様です。
古鑫電子の防爆BMSは、電芯・モジュールの状態をミリ秒単位で監視し、
「感知 → 判断 → 制御」を一体で実行する“高度な安全エコシステム”として進化してきました。
今後は、IoT や AI との連携により、
ロボット、防災・消防機器、産業用ストレージシステムなど、
より広範な分野への応用を進めていきます。
安全を守り、装備の信頼性を高める。
古鑫電子は、そのために磨き続けてきた技術を、より多くの現場へ届けていきます。
古鑫電子を選ぶことは、単にBMSを選ぶことではありません。
過酷環境で実証された「信頼という価値」を選ぶことでもあります。
共に、より安全で、より賢い産業の未来を築いていきましょう。